マングース根絶は「世界的な偉業」 環境大臣が奄美大島を視察


 去年、特定外来生物フイリマングースの根絶が宣言された奄美大島を浅尾慶一郎環境大臣が視察しました。

 「ここを引っ張るとわながはねる」

 2021年7月に世界自然遺産に登録された奄美大島や徳之島では、さまざまな環境保全活動や外来種対策に取り組んでいます。

 浅尾大臣は30日、マングースの駆除を行っていた「自然環境研究センター」を訪れ、根絶を達成するまでの活動やマングース探索犬の追跡能力などの説明を受けました。

 (奄美マングースバスターズ 後藤義仁さん)
 「世界的な偉業を達成できたことを激励してもらった。やってきてよかった」

 その後、アマミノクロウサギの保護・研究施設などを訪れ、奄美大島の自然環境や傷ついた野生動物の治療の現状などを視察しました。

 (浅尾慶一郎 環境大臣)
 「(マングースの)根絶までの苦労・創意工夫は大変なものがあったと改めて思う。生物の多様性を守っていくために外来種対策に取り組まなければならない」

 今後、奄美大島で培ったノウハウを活用し、他の地域でも外来種対策などを進めていくということです。

 
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