”満車”が課題の鹿児島空港駐車場 検討会を初開催 鹿児島県
“満車”が多い、慢性的な混雑が課題となっている、鹿児島空港の駐車場のあり方を検討する初めて会議が開かれました。
●北之園記者・リポート
「私の右手に見えるのが、駐車場です。約1600台駐車できるんですけど、車に乗って車で帰るという独特の事情もあって、ほぼ満車に近い状態が続いています」
会議は、国や県、運営会社などが連携して、鹿児島空港の駐車場の混雑の緩和対策や今後の在り方を検討します。
国土交通省によりますと、利用状況を把握するため、県がアンケートなどを行い今年秋までには、一定の方向性をまとめたいとしています。
●国土交通省大阪航空局・比嘉直哉空港管理課長
「抜本的な取り組みとして駐車場の立体駐車場化も含めて、今後検討していきましょうという発言はございました。短期的なところで言いますと、利用料金が大きなポイントになってくるのかなと。あとは週末、繁忙期の料金をどうするのかと」
鹿児島空港の駐車場の昨年度の利用台数は、合わせて約73万8000台。
空港前の駐車場は約1600台が収容可能で、周辺にある民間の駐車場とあわせると約6700台が駐車できますが、週末や繁忙期には、1泊以上とめる車が増えていて慢性的に混雑が続き、抜本的な対策が急がれます。