霧島連山・新燃岳 噴火続く 「火口から約3キロで大きな噴石に 約2キロで火砕流に警戒を」


 7年ぶりに噴火した霧島連山の新燃岳では、27日に発生した噴火が現在も続いていて、気象台が警戒を呼びかけています。

 新燃岳では今月22日に7年ぶりに噴火が発生し、噴火警戒レベルが3の「入山規制」に引き上げられました。

 その後も火山活動は活発で、27日も噴火が続いています。

 葉っぱにうっすら積もった火山灰。30日の霧島市、高千穂河原の様子です。

 観光客の姿もありました。

●大阪からの観光客
Q.灰とかご覧になるとどう?
「いやすごいなあと。やっぱりね下(この辺り)も灰ありますし(山の)上も灰ありますし、地元の方は大変やなあと」

 気象台によりますと、22日の噴火以降降った灰に新鮮なマグマの成分はほとんど含まれていないということですが、地下にはマグマがたまっていて、山体の膨張は続いているとみられます。

 このあと噴火した場合、霧島市や湧水町などに降灰が予想されています。

 気象台は引き続き、火口から約3キロの範囲では大きな噴石に、約2キロの範囲では火砕流に警戒を呼びかけています。

 
「KKBみんながカメラマン」