トカラ列島地震 すでに470回超 住民に疲れや不安
トカラ列島近海では26日も地震が相次いでいます。
震度1以上の地震はすでに470回を超えていて、住民の間にも疲れや不安が広がっています。
トカラ列島近海では地震活動が活発となった今月21日から6日間で震度4を6回、震度3を23回観測するなど、震度1以上の地震が470回を超えています。
十島村の悪石島では26日までに震度4を6回観測しました。
悪石島で民宿を営む有川和則さんも不安を抱えています。
(旅の宿 十和丸 有川和則 さん)
「だいたい300回を超えたら収束すると思っていた。今回は何回までいくのか予想がつかない。不安。みんな疲れている。いつ終わるかなという話ばかり」
相次ぐ地震を受けて、今回新たに民宿側は棚の補強を行いました。
(旅の宿 十和丸 有川和則 さん)
「(棚の)上がグラグラしたり、音がしていた。接着剤でつけて釘を打ってとめた。お客さんが出入りするところなので、しっかりしないと。予約の電話が来るが、地震が発生しているので断っている。(今後)地震が起きないことを願うだけ」
気象台は当面の間、強い揺れに注意し地震への備えを万全にするよう呼びかけています。