自衛隊基地整備 馬毛島先遣隊 7月〜勤務開始
馬毛島への自衛隊基地整備を巡り、防衛省は先遣隊の隊員の一部を7月から馬毛島で勤務させると発表しました。
防衛省は西之表市の馬毛島で新たな自衛隊基地の整備を進めています。
基地の開設に必要な準備を進めるため、今年3月に福岡県の航空自衛隊春日基地に馬毛島先遣隊を新設し、約90人の隊員を配置しています。
防衛省によりますと先遣隊90人のうち約60人が来月1日から順次、種子島に移動し、必要な準備が整い次第馬毛島での勤務を開始するということです。
島で勤務する隊員は中種子町の宿舎に居住して、種子島から馬毛島に通勤し、上下水道や電気、通信施設の管理などの業務にあたるということです。
なお、基地整備を巡り防衛省は去年9月に人手や資機材不足のため完成時期が当初より3年遅れの2030年になると発表したほか、先月には基地整備に従事する工事関係者数が「おおむねピークに達している」との認識を示しています。