桜島の火山ガス 最多の1万2000トン 23日は午後5時までに爆発4回
桜島では23日も爆発や噴火が発生しています。
火山ガスは通常より多い状態で今後も多量の降灰を伴う噴火に注意が必要です。
桜島の南岳山頂火口では23日は午後5時までに噴火が4回、爆発は1回あり、今年の爆発回数は131回となっています。
すでに、去年の46回の3倍近くに上っています。
火山ガスも多い状態で気象台は22日現地調査を行った結果、放出量は4300トンと通常より多い状態でした。
20日の調査では観測を始めた2007年以降初めて1万トンを超え、最も多い1万1200トンが観測されています。
山体が膨張した状態も継続していて解消しておらず、気象台が今後の情報に注意するよう呼びかけています。
今後も多量の降灰を伴う噴火で、風下では火山灰や小さな噴石が遠くまで降るおそれがあり、気象台は注意を呼びかけています。