中学生が海保で職場体験 鹿児島
鹿児島市の中学生が海上保安官の仕事を学びました。
第10管区海上保安本部で職場体験学習をしたのは、鹿児島市の東谷山中学校の3年生6人です。
22日は海上保安官の仕事について説明を受けたあと、事件や事故の捜査の際に重要な役割を担う鑑識業務の一部を体験しました。
■ 北之園記者
「生徒さんたちがいま体験しているのは現場に残された指紋の特徴を見極める作業です」
生徒たちは指紋の特徴を分類し、特定するまでの緻密な作業に苦戦。
■ 東谷山中3年女子生徒
「(サンプルの)指紋が細かくて見分けるのが難しかったです」
また、ガラス瓶に付いた指紋を特殊な粉末と刷毛を使って肉眼でも見えるように浮き上がらせ、分類用フィルムに保存する作業も体験しました。
■東谷山中3年男子生徒
「(指紋を)きれいにとれなかったので、そこが難しかったと思います」
Q体験から何を学ぶ?
「仕事がきっちりしているところや厳しさを学べたらと思っています」
■第10管区海上保安本部警備救難部刑事課鬼塚大幸海上保安官
「職場体験を経験して自分がなりたいという仕事を見つける一つの材料となればと思って今回私の方も研修させていただきました。何事にも積極的に社会に貢献できるようなことを目指して頑張ってもらえたらと思います」
このほか、海上での仕事で求められるロープの結び方などを学ぶ時間もあり、生徒たちは海上保安官の仕事について知識を深めていました。