【梅雨の晴れ間】小学校の熱中症対策は? 鹿児島


これからの時期、注意したいのが熱中症です。

運動会が今週末に迫った小学校では様々な対策に取り組んでいました。
児童305人が通う垂水小学校。
久しぶりの晴れ間、校庭では3日後に迫った運動会に向け、元気な声が響いていました。

汗をかいた子どもたちが集まっていたのはー

熱中症予防のため2年ほど前にミストシャワーを購入。
暑さが予想される日は校庭に設置し、休憩時間などに体温を下げるよう呼びかけています。
その他にも職員が活用しているものがー

【垂水小学校 永山博之 教頭】
「先生方が校庭に出るときにこれを確認できる場所に置いてます。熱中症ちょっと危険だなという時はアラームが鳴りますので、その時には外の活動を控えるまたは極力木陰で休む」

職員は温度と湿度から熱中症の危険性を知らせる熱中症指数計を活用し、屋外での授業の参考にしています。
また、垂水小学校は桜島の降灰の影響で窓を開けられない日々が続いていて、22日もエアコンを活用するなど、室内の暑さ対策にも余念がありません。

【垂水小学校 永山博之 教頭】
「室内で体育館では体育館用の指数計も設置しているのでそれを見ながら対応できるようにしています。我々も(熱中症への)意識もしっかり持ちながら、行っていきたいと思っています」

「熱中症ゼロへ」プロジェクト熱中症は、夏の暑さや炎天下で起こりやすいと思いがちですが。
初夏や梅雨時など、体が暑さに慣れていないのに気温が急上昇するときは特に危険です。
この時期の熱中症対策で重要となるのが湿度。
湿度が高いと汗が蒸発しにくくなるため体に熱がこもりやすくなります。
風通しを良くして室内を涼しく保つとともに衣服を工夫して暑さを調節することが大切です。

県内では、今月に入り18日までに15人が熱中症で救急搬送されています。
湿度対策のほかにも水分や塩分の補給や十分に睡眠や栄養をとるなど体調管理に気をつけましょう。

 
「KKBみんながカメラマン」