整体中に不審電話 うそ電話詐欺を防ぐ 鹿児島県
うそ電話詐欺の被害を未然に防いだとして、警察から感謝状が贈られたこちらの男性、職業は整体師です。
●鍬崎誠二さん
「声かけひとつで変わる。周りの方々が気をつけて地域を育んでいければ」
鹿児島市の整体師・鍬崎誠二さん(47)。
今年3月、整体の施術のため70代の女性の自宅を訪れたところ、机のうえに「警視庁特殊捜査係」「銀行へ行く」などと書かれたメモを発見。女性は「お金を口座からおろすよう携帯電話で指示された」と説明しました。
●鍬崎誠二さん
「信じていて焦っているような感じだった。『おろしにいかないといけない』と」
番号を検索してみると、詐欺の疑いがあったため、鍬崎さんは女性を説得し着信拒否を設定。
しかし、再び女性の元を訪れた際、今度は固定電話に同様の電話がかかってきました。
途中から女性と電話をかわったところ、相手は若い男性の声で「東京中央警察署特殊捜査課の者です」と名乗りました。
●鍬崎誠二さん
「『どういう経緯でこのお金を用意しろと言っているのですか』などと確認していたところ、相手が戸惑っていて、メモをとらせてくださいと言ったところ、電話を切られた」
その後、警察に通報。被害を未然に防ぎました。
警察が捜査などの目的で金銭を要求することはありません。怪しいと思ったらみんなで積極的に声を掛け合いましょう。
※鍬崎誠二さんの崎は「たつさき」