屋久島町議会を取材できず WEBメディアが提訴 鹿児島県
屋久島町議会の傍聴席での取材を町が禁止したことは憲法違反だとして、地元のネットメディアが屋久島町を提訴しました。
鹿児島地裁に訴えたのは、屋久島を拠点として活動するネットメディア「屋久島ポスト」の共同代表の2人です。
屋久島ポストは2021年に創刊し、町政の問題を中心に記事を配信しています。
訴状によりますと、屋久島ポストは町議会の傍聴席での取材活動を申請したが、町から議会規則を理由に屋久島ポストの活動が報道とは認められないとして、2021年から約3年半に渡り取材を禁止されたと主張しています。
屋久島ポストは、取材の不当な禁止は憲法で保障される「表現の自由」などに違反しているとして、町に対し損害賠償1円と議会への取材の権利の保障を求めています。
一方、屋久島町は今年4月、これまで禁止していた屋久島ポストの議会の取材を許可する判断を行っています。
町は、KKBの取材に対し「訴状が届いておらずコメントできない」としています。