すりおろしリンゴ食べた乳児死亡事故を受け 姶良市保育施設で集団指導
2年前に、姶良市の保育園ですりおろしたリンゴを食べた乳児が死亡した事故を教訓に、市が保育士らを集め指導しました。
「食べている様子を保護者にみてもらう機会を設けること。子どもの口の動き、飲み込み等の食べる機能を観察する」
離乳食の安全な提供を徹底するため、姶良市の保育施設などで働く保育士ら112人が集団指導を受けました。
姶良市内ではおととし、認可保育園で生後6カ月の乳児がすりおろしたリンゴを食べた後、意識不明となり亡くなる事故が起きています。
市は今年3月に、保護者との情報共有の重要性や応急処置のやり方などを盛り込んだ独自のガイドラインを作成しました。
口に食べ物が入っている子どもを後ろから抱きかかえない。リンゴやナシは柔らかくなるまで加熱するといった具体的な注意点も共有しました。
●保育士
「子どもたちは好き嫌いが結構あるのと、子どもによって食べ方は本当にバラバラ。(研修の中で)取り入れられそうなものからやっていくことになると思う」
●保育士(0歳児を担当)
「離乳食に関しては連絡帳で写真とかは送っているんですけど、実際に(保護者に)見てもらうということはやってなかったので今後やっていきたい」