大雨避難・最新情報 鹿児島県


 九州南部を梅雨前線が通過し、県内では猛烈な雨が観測された地域もありました。

 鹿児島市の白波スタジアム。県高校総体の陸上競技が開かれていましたが、午前中は雷のため、競技が一時中断されました。

【選手・女の子】
 「走りづらくて。最後の100メートルも向かい風だったので」

【観客(息子の応援)】
 「できればもっとコンディションがいいなかで走ってもらいたかったですけど、頑張って応援します」

 梅雨前線は21日朝、種子屋久地方にかかり、中種子町では県の雨量計で1時間に82ミリの猛烈な雨を観測しました。梅雨前線はその後北薩地方に北上していて、降り始めから午後4時までの降水量は、さつま町で200ミリを超えています。

 南種子町と中種子町に全国で今年初めてとなる土砂災害警戒情報が出され、南種子町では土砂崩れなどにより、少なくとも2カ所が通行止めとなっています。

 薩摩・大隅・種子島・屋久島地方では、22日未明にかけて、局地的に雷をともなった非常に激しい雨が降るおそれがあります。予想される1時間の雨の量は、多い所で50ミリとなっています。

 交通にも影響が出ています。JR在来線では、・吉都線と肥薩線の一部区間で、上下線ともに運転を見合わせています。

 空の便では、鹿児島空港を発着する国内線で、離島便を中心に20便以上で遅れが出ています。

 現在、伊佐市に土砂災害警戒情報が出ていて、市内の全世帯に避難指示が出されています。

 
「KKBみんながカメラマン」