仙巌園前バス停移設問題 鹿児島交通が仮処分申し立て
鹿児島市の「仙巌園前」のバス停移設をめぐる問題で、鹿児島交通が国や鹿児島市にバス事業を妨害しないよう求める仮処分を鹿児島地裁に申し立てました。
この問題は、国道10号の整備に伴い、鹿児島国道事務所がバス停を所有する県バス協会にバス停移設を求める勧告書を出していたものです。
バス停を使用する鹿児島交通は、3月のJR仙巌園駅開業などに伴う交通渋滞の悪化を懸念し、バス停の移設に反対し続けています。
県バス協会は、バス停を使う鹿児島交通と南国交通の賛否が分かれているとして国の勧告を承諾していません。
鹿児島交通は3月14日付の仮処分申し立てで、国道10号と市道の改良工事により付近の交通渋滞が著しく悪化するなどと主張。
売り上げ減や顧客離れで重大な損失を被るとしています。