自衛隊基地整備が進む馬毛島に生息するマゲシカ 防衛省「700〜1000頭程度生息と推定」
馬毛島の自衛隊基地整備を巡り、防衛省は島に生息するマゲシカの個体数が700頭から1000頭程度とする推定結果を発表しました。
西之表市の馬毛島ではアメリカ軍の訓練移転などのため、2023年1月から自衛隊基地の整備が進められています。
島には固有のニホンジカの亜種「マゲシカ」が生息していて、防衛省の発表によりますと、現時点でのマゲシカの個体数は700頭から1000頭程度と推定しています。島内の開けた場所での目視に加え、樹木などがあり見通しの悪い場所はセンサーカメラを使って調査したということです。
なお、基地整備に従事する工事関係者の数は4月23日現在、5940人となっていて、防衛省はおおむねピークに達しているとしています。