恐怖…子どもがサルに追いかけられ腕つかまれる 鹿児島市の住宅街でサルの目撃情報相次ぐ
鹿児島市の住宅街でサルの目撃情報が相次ぎ、小学生が襲われる事案が発生しました。専門家が注意を呼びかけています。
「キャー(泣き叫ぶ子どもの声)」
泣き叫ぶ声とともに走り去る2人の子ども。
6日午後1時40分ごろ錦江台3丁目の防犯カメラの映像です。
犬の散歩に出かけていた小学1年生の男の子と2年生のお姉ちゃん。
2人を追い立てるように走ってきたのは、・・・2匹のサルです。
2人の子どもの父親・高橋真也さん
「聞いたことのないような泣き方をしているのが聞こえたんですよ。悲鳴に近い泣き方ですね」
後ろにサル2人は自宅に帰り門を閉めて家の中に入ろうとしましたが、サルは執拗に追いかけてきます。
防犯カメラには体長60センチほどのサルが門を乗り越える様子が映っていました。
高橋真也さん
「ちょうどサルが襲撃したタイミングよく家内がドアをあけた瞬間に子どもたちがなだれこむような形で(子どもたちは)もうがたがた震えてましたからうちの娘たちが玄関に入るときに手を肩に、うでを掴んで来てるんですよね」
門の上で家の方をうかがうサル。
道路の向こうにはもう一匹の姿も確認出来ます。
高橋真也さん
「今回あきらかに声をだした、うちの子たちが声だしたっていうのもあるんですけど、おっかけて来てなおかつ手をだして来たっていうのがこわいなって思って」
近くには小学校もあり、警察は7日、登下校の時間帯を中心にパトロールを行いました。
錦江台小学校 外園享平教頭
「子どもたちには、複数で登下校をすることや24さるにあっても近づかないということを指導しています」
保護者
「やっぱけがとかが一番こわいですね。子どもたちとかの」
サルに出くわしてしまったときの対応はー
平川動物公園 福守朗園長
「刺激をしないということですね。必要以上にこわがったり、逆におどしたりということはやめた方がいいと思います」
鹿児島市では今月1日から2日にかけて喜入付近でも2匹のサルの目撃情報が複数が寄せられていて、市が注意を呼びかけています。