渋滞全国ワースト1位の鹿児島市 経済損失は年間約410億円!? 鹿児島
全国でワースト1位とも言われる鹿児島市内の交通渋滞。その経済損失額が年間410億円に上る試算結果を市が明らかにしました。
鹿児島市は渋滞の緩和を目的に県バス協会や警察、大学教授などの専門家で作る協議会を立ち上げています。
1日は2回目の協議会が開かれ、市は渋滞による経済損失額が年間およそ410億円になるとの試算結果を報告し、今後の渋滞対策の方向性を示しました。
主な対策として市外、または市郊外からの市街地への幹線道路が慢性的な容量不足となっていることから、幹線道路の拡張や交差点の右折・左折専用レーンを新たに設けるなどの交差点改良を協議会に示しました。
【鹿児島大学(協議会会長) 木方十根 教授】
「何が問題かというのはかなり明確になってきている。やれそうな対策は考えてきているが、より具体的な実現手段の議論が必要になる」
市は今年度中に渋滞対策を取りまとめる方針です。