KKB環境特番2015
命あふれる場所
  鹿児島の里山

6月20日 12:00〜放送

はじめに

鹿児島放送では毎年、環境月間の6月に鹿児島の環境を考える番組を放送してきました。昨年から「里山」にスポットをあてて取材放送しています。 人と自然が交わる場所に出来る風景が里山。そんなコンセプトで山中の農村風景だけでなく、様々な里山を紹介しています。今年は里と生き物を考え番組にしました。

昨年も取り上げた姶良市蒲生町漆の集落に加え、南さつま市金峰町。さらにホタルの育成に取り組む、指宿市新西方地区も取り上げました。

リポーターは 鹿児島出身のはしのえみさん。NPO法人くすの木自然館の浜本奈鼓さんのナビゲートで命あふれる鹿児島の里山をめぐります。

里の生き物と、人との関係。それはどこでも水が深く関わり、水を大切にすることが、海を守ることにつながります。

人と野鳥の共存
  南さつま市金峰町

超早場米の産地として知られる金峰町。田植えの時期にはたくさんの水が田んぼに張られます。毎年これを目指して多くの野鳥が飛来します。
人が米を作る田んぼが豊かで環境がいいから金峰の田んぼを鳥たちが利用するのです。

超早場米作りで長年地元中学生たちの食育にも取り組む東馬場伸さんの案内で田んぼを回ります。

また長年この地区の野鳥の生態を記録し続けている大迫義人さんに鳥たちの生態を学びます。

里山の基本
  漆地区でゲンゴロウ探し

昨年も紹介した姶良市蒲生町の漆地区。里山のお手本のようなこの場所で、地区の人たちは米づくりの農業をしながら、元気に生活しています。

今回は地元の漆小学校の児童たちと里のグルメ「あくまき」作りを体験。

さらに里山にはかつて見られた水生昆虫ゲンゴロウを田んぼの脇の池に探します。水を大切にする米作りをしているからこそそこには多くの生き物たちが暮らせるのです。

鹿児島はホタルの里

県内各地で一時期は見ることが出来なくなっていたホタル。今では各地でたくさんのホタルが舞うようになりました。
鹿児島県ホタルを育てる会の上野武次さんにホタルについて聞きます。
上野さんによるとホタルは水がないとだめ。
でも人がいる場所でないと繁殖しない。
それは餌になるカワニナが人がいる環境で育つ貝だからと教わります。

そして指宿市内で、ホタルが自然繁殖する場所を作り上げた、吉元憲一さんが作った小川のあるスペースでホタルを鑑賞します。

このほか集団で上陸する蛍の幼虫、また県下各地で乱舞する様子を高感度カメラで撮影。これまでにない県内のホタルの表情をお伝えします。

PAGE TOP