2月23日(日)
深夜1時59分放送

幼い命がまた失われた。去年8月、鹿児島県出水市で4歳の女の子が自宅で風呂におぼれ、搬送先の病院で死亡した。育児放棄の虐待と認定されていて、児童相談所をはじめ様々な機関が把握していたが、命を救うことができなかった。女の子は夜に1人で外を歩いているところを約2週間で4回も警察に保護されたほか、引っ越しや家族形態の変化など、虐待のリスクが高まる兆候があったにも関わらず対応が不十分だった。児童相談所と自治体など関係機関同士の連携不足も指摘されているが、こうした問題は東京都目黒区で5歳の女の子が虐待で死亡した事件をはじめ、これまでも繰り返し指摘されてきた。不十分な対応の背景には児童相談所を取り巻く構造的な問題も横たわる。全国的に増加の一途をたどる児童虐待。どうすれば子どもの命を救うことができるのか、その答えを求めて行政はもちろん、民間でも様々な模索を続けている。児童虐待防止のあり方を考える。

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児童相談所と警察の連携強化のための
合同訓練(愛知県)

出水市の女児死亡事案を検証する会合

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