
32年ぶりに鹿児島でウイスキーが造られる。




鹿児島県には本格焼酎の藏元が110以上ある。そんな中、2016年初頭、本坊酒造は南さつま市加世田津貫に新たにウイスキー蒸留所を建設することを発表。1984年に製造を停止して以来、鹿児島でのウイスキー製造は32年ぶり、本土最南端の蒸留所となる。
この番組は、ウイスキーづくりに情熱を燃やす男たちの想いを綴るドキュメンタリーである。
南さつま市加世田津貫のウイスキー製造を任されたのは蒸留責任者の草野辰朗28歳。他のメンバーも20代である。
ウイスキーは時間のかかる酒、長い年月をかけて造り出すもの。
焼酎やワインも製造している本坊和人社長のウイスキーづくりにかける想いには、鹿児島から海外に勝負する酒を生まれ育った津貫の地から発信したいというものがある。








ここ津貫で造られたウイスキーが世に出るのは3年後である。
秒単位の作業で造られた原酒が樽の中で眠り、年単位の時と、自然環境の中で熟成するウイスキー。