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11/23の放送内容


薩摩ボタンの匠・室田志保さん
高隈山をのぞむ、高峠近くの大野原集落。
室田志保さんはここにアトリエを構える「薩摩ボタン」の匠です。
かつて海外で「サツマ」と呼ばれブームを呼んだ薩摩焼。花瓶や茶器などとともに薩摩焼きのボタンも多くの愛好家をひきつけました。これが明治初期の薩摩焼きのボタンです。
十年あまり薩摩焼の絵師として修行した室田さんは、このボタンに魅せられみずから薩摩ボタンに手を染めました。
ボタンの大きさは親指の爪ほどの大きさから、五センチ位まで。そこに室田さんは昔ながらの花鳥風月や幾何学文様、時には身のまわりの魚や虫たちを描きあげます。
本焼きの白薩摩への下絵。ボタンの小ささが苦にならない時、描かれた文様は生き生きと動き出します。
弘法筆を選ばず・・・
しかし、室田さんは筆を選びます。
使っているのはイタチの面相筆。細くて長い穂先に顔料や金銀を含ませます。力まず、緩み過ぎることなく、室田さんは夢を乗せるように色を乗せてゆきます。
いえ、夢に色を盛ってゆくのです。
こうして焼き付けられたボタンは本来の光沢とつやをのぞかせます。言葉をこえた他界で雄弁に語り続けるボタンたち。
小さなものが、小さなままではない。
オニヤンマが大空を飛ぶように、室田さんは小さなボタンの上にはてしない宇宙を描き続けます。