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大坂なおみ、優勝への決意語る

 グランドスラム通算4勝を誇り、2019年の『東レ パン パシフィック オープンテニストーナメント』覇者でもある大坂なおみ。出産を経てコートへ復帰し、今なお世界の視線を集め続ける彼女が、東京・有明コロシアムでの初戦を見事に勝利で飾った直後、オリコンニュースの独占取材に応じた。

【動画】独占インタビュー 娘・シャイちゃんの存在を語った大坂なおみ

 激闘直後の現在のコンディションや手応え、母として過ごすリラックスタイム、そして有明のファンへ向けた熱いメッセージを率直に語った。

■「目標はこの大会で優勝すること」手応えと進化する安定感

――初戦、本当にお疲れ様でした。先月「全盛期の自分にそう遠くない」とお話しされていましたが、今日の初戦を終えて、ご自身の中で全盛期を100%とすると、現在のショットやフィジカルの仕上がりは何%くらいまで戻ってきていると感じられましたでしょうか。その現在地を踏まえて、今大会の次戦以降で具体的にやり遂げたいことや目標を教えてください。

大坂なおみ: 今回の大会に向けて、自分は「優勝する」という目標をしっかりと心に決めています。今までもこの大会では常に本当にいい結果を残してきましたし、今回もそれが達成できない理由はないと思っています。

 今年は本当にいい試合を続けてこられていまして、負けた相手というのも世界のトップ中のトップばかりですし、そうした試合でも本当に紙一重の戦いができていました。

 具体的な数字で「パーセンテージがどのくらいか」というのは難しい質問ですね。というのも、以前の自分であれば、今日の試合は勝てていなかったかもしれないと感じているからです。まだまだ上に上がれる可能性は残していると思いますし、とにかく今年はずっと安定した状態で戦ってこられたなと実感していますので、この先どうなっていくか見守っていきたいです。

■ 激闘の後はどう過ごす?「娘の写真を見ると本当に幸せ」、心を整える“雨の音"

――激闘の後、今夜はどのようにリラックスされますか。今大会でモチベーションを上げるために聴いている音楽や、ハマっているカルチャーなどがあればぜひ教えてください。

大坂なおみ: 娘が一緒に日本に来ているので、彼女と時間を過ごすことですね。もちろんスケジュール上難しいこともありますけれども、そういった時間が私を本当に落ち着かせてくれます。彼女がいま日本を楽しんでいて、屋内の遊び場やショッピングモールに行って、自分でいろいろと探検している姿を撮った写真なんかを見ると、本当に幸せを感じますし、心を落ち着かせてくれている部分かなと思います。

 音楽については、心を落ち着かせるために雨の音をよく聴いて瞑想したりしています。あとは今ホテルにサウナもあるので、それを使ってリラックスしたりもしていますね。ただ基本的には、自分の決まっているルーティンを崩さず、きちんとこなしていくことが心の安定につながっていると思います。

■「10代の頃、客席からずっと試合を観ていた」――特別な場所・有明でプレーする喜び

――今大会、有明の会場に足を運ぼうと思っているファンの皆様に向けて、会場の熱気や生観戦ならではの迫力、楽しさについて、ぜひメッセージをお願いします。

大坂なおみ: この大会には、本当に素晴らしい思い出がたくさんあります。10代の頃にもこの大会に出場したのですが、客席に入って、スタジアムで他の選手の試合をずっと観戦していたのをよく覚えています。それが本当に楽しくて大好きだったんですよね。

 だからこそ、私にとって有明のこの雰囲気はとても特別なものです。ここでプレーするのが本当に大好きですし、出場している選手たちみんながそう思っているはずです。生で観戦するのは本当に楽しいですから、もし会場でテニスを観る機会があるなら、ぜひ足を運んで観ていただきたいなと思います。

 試合直後の心地よい疲労感のなかでも、母としての柔らかな笑顔と、頂点を見据えるトップアスリートとしての鋭い眼差しをのぞかせた大坂なおみ。「以前の自分なら勝てていなかったかもしれない」と語る言葉の裏には、母となり、一歩一歩確かな進化を遂げてきたからこその揺るぎない自信が宿っていた。有明のファンを味方に、再びトロフィーを掲げる瞬間への期待は高まるばかりだ。

【取材メモ】試合後の公式会見で明かした衣装への想い「母の故郷にちなんで」 ――袖のフリルには“東レの技術"も

 試合後に行われた公式記者会見にて、報道陣からこの日の華やかな衣装に込めた想いやインスピレーションについて問われた大坂選手は、「日本に何か捧げるものを作りたいと思っていました。しばらくぶりに日本で試合をすることになり、私にとっては本当に故郷に戻ってくるという大きな意味がありました」と語った。

 さらに、「これまでもグランドスラムでは様々なファッションでとてもいい時間を過ごしてきましたので、日本でも何かスペシャルなものをご披露したいと思いました」と続け、デザインの意図について「母が北海道出身なので、それに重ねて鶴をテーマにしました。日本では動物が様々な意味を持っていますが、私は鶴が持つ意味がとても好きなので、今回は取り入れてみたいと思ったんです」と笑顔で明かした。今回の衣装はウィンブルドンでのウェアを手がけたデザイナーが制作したという。

 なお、今回の衣装に関してオリコンニュースが独自に関係者へ取材したところ、ひときわ目を引く袖のボリューミーなフリル部分には、素材メーカー大手「東レ」の素材が採用されていることが判明した。生地の産地は北陸で、国内製造にこだわって仕立てられたという。東レの特殊加工技術を駆使することで、コート上で美しく映える繊細かつ立体的なフリルが実現している。



(提供:オリコン)
10月28日 18時36分配信
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