ドローンを使った「空中散歩」に続き、鹿児島の水中風景を紹介する「海中散歩」。キンスペのカメラは空でも水中でも行っちゃいます!オドロキの海へGO!
桜島内湾と活火山の組み合わせは世界的に見ても稀有。しかも「いつ、この溶岩地形ができたか？」がわかるなんて超貴重!そんな錦江湾にDIVE!!案内は、12年も鹿児島の海を撮り続けている水中カメラマンの松田康司さん。『袴腰の大正溶岩』は、海に到達してすぐ冷やされたせいか、水際からすぐ急な崖です。錦江湾の潮汐で潮の当たるところにはソフトサンゴも生き物もいっぱいです。桜島名物の『アカオビハナダイ』は、オスの体側に赤い帯のような模様があるのが特徴です。他の場所では水深20ｍより深いところにしかいないのですが、桜島ではなぜか5mぐらいから生息しています。溶岩地形の海は単一の生物グループがエリアごとに繁栄しやすいと言われているそうです。
南さつま
九州最大級と言われるサンゴの群生がある南さつまの大当周辺。上からは見えませんが、スゴいんです。海中のサンゴの森は小さい生き物たちの天国で、隠れ場所もいっぱいです。砂地をたたくと寄ってくるカワハギはカメラにも興味津々です。内海の錦江湾に比べ、黒潮が当たる東シナ海側は透明度が高く、生物相も異なっています。
アオリイカの産卵を狙ってちょっと深場へ潜るとアオリイカがやってきて、オスのエスコートで次々に卵を産んでいくメスが見られました。
【生物映像・写真提供：松田康司さん】
