KKB鹿児島放送の番組審議会は、志學館大学教授の原口泉さんを委員長に県内の有識者8人で構成され、放送番組の向上と適正化を目指して意見が交わされています。審議対象となったのは自社制作番組「キンスぺ」です。今回は4月1日の放送回(深夜0時15分〜放送)について意見を交わしました。主な内容は次のとおりです。
『Kingspe 〜KKB40周年イヤー キンスぺは鹿児島のミライを追いかけます!』
(令和4年4月1日(金)放送回)
- 深夜のKKB社屋前で、これから何が始まるのだろうかというわくわく感のあるミステリアスなオープニングだった。KKB開局40周年の年度始めとなる4月1日午前0時を視聴者と一緒にカウントダウンで迎えようという発想は、おもしろかった。
- KKB開局40周年の「Kingspe」で、レブナイズのU15チームを追っていくということは、すごく素材としては良いのではないかと思った。
- バスケの未来ということで、背番号とポジション、各選手やヘッドコーチ等、そして小学生の声など、インタビューが続いていた。間に練習風景などを入れていたが、もう少し構成に工夫があってもよかった。
- それぞれの選手の長所や強みのようなところ、バスケの楽しさなどをうまく引き出していた。いろいろな立場の選手の声も拾っていて、構成もよかったと思う。
- ずっと同じ場面で、同じ場所で、同じような質問をしていた。取材場所を変えるなどしてインタビューしたほうが、見ているほうからすると新鮮に感じると思う。
- レブナイズの元プロ選手として活躍していたヘッドコーチとアシスタントコーチの2人が後進の育成と強化に尽力する姿、指導方針は見ていてすごくいいなと感じた。子どもたちが育って、レブナイズの選手になっていくのが非常に楽しみだ。
- 「勝ちにこだわるよりも個人の成長をコンセプトにしている」、「将来U18やU12を作りたい」など、指導者の率直な考えやビジョンなどを聞くことができたのは、よかった。
- MC3人の役割分担があった上で番組を作れば、もっと良くなったかなと感じた。エンディングの曲で、曲とともに鹿児島に向けてのメッセージが入っていたのはよかった。
- 今からの鹿児島のスポーツを担う選手の一部分を紹介できたという意味では、短い時間であったが、非常に価値のある番組だったと思う。
- クラブチ−ムをどのように育てていくかということは、鹿児島の民間の文化ということと大きく関わることなので、末永くこの若い子どもたち、U15など、サッカーやバスケットボールのクラブチームを育ててもらいたいと思った。