鹿児島放送番組審議会

第360回 2018年6月27日

鹿児島放送の番組審議会は、志學館大学教授で県立図書館長の原口泉さんを委員長に県内の有識者8人で構成され、放送番組の向上と適正化をめざして意見が交わされています。今回審議された課題番組は、6月11日(月)午後7時から放送しました自社制作番組「いざ100回目の夏!かごしま県民が選ぶ高校野球名場面ランキング」です。主な討議内容は次の通りです。

『いざ100回目の夏!かごしま県民が選ぶ高校野球名場面ランキング』

  1. 番組を見ていて、鹿児島大会の話なのか、甲子園大会の話なのか、話がごちゃごちゃしていた感がある。場面の展開が早かったせいもあって、分かりにくいところがあった。特に、8位から10位の紹介は、時間が短かったせいもあってか、すごく場面展開の早さを感じた。
  2. 5位に入った鹿児島実業と川内の試合で、「投手戦」という紹介があったので、投手の活躍映像が出てくるのかと思っていたが、いきなりバッターが出てきたり、その投手がバッターとしての場面が出てきたりと、見ていて混乱した。1位の引き分け再試合は、あまりにも再試合が簡単すぎて、勝敗を決めた場面はスルーした感じの構成だった。
  3. 2000人近いアンケートを取るのは大変で、スタッフの方々の努力はすごいと感じた。ただ、そのアンケートに答えた人の年代や男女比などを示してもらえれば、もっと良かった。試合順位の発表だけでなく、その年の話題やヒット曲にも触れていて、当時の世相が反映されていて大変良かった。
  4. 鴨池球場で活躍した県外に住む元球児たちも取材されていて、大変だっただろうと思った。企画としてはすごく面白かった。また、「野球」の名付け親が鹿児島出身、甲子園の土に志布志の土が使われている、といった話題も面白かった。
  5. 出演者のキャスティングが非常に良かった。しかし、アンケートの結果データを示した方が、客観性が出て順位についても、より説得性があったのではないかと思った。年齢によって、結果にかなり差が出てくるのは当然だから。
以上のような感想や意見、要望が出されました。
鹿児島放送はこれらの声を真剣に受け止め、今後の番組制作や放送活動に生かしていきます。
© Kagoshima Broadcasting Corporation all rights reserved