鹿児島放送番組審議会

第359回 2018年5月30日

鹿児島放送の番組審議会は、志學館大学教授で県立図書館長の原口泉さんを委員長に県内の有識者8人で構成され、放送番組の向上と適正化をめざして意見が交わされています。今回審議された課題番組は、5月3日(木)放送の自社制作番組「かごとき」です。主な討議内容は次の通りです。

『かごとき』

  1. 「かごしま人物大辞典」は本当にいいコーナーだと感じた。この日はゴールデンウィークで、水族館の女性獣医師を取り上げていたが、この番組を見た上で行くと、動物たちを見る目線などが違ってきて、興味の幅が広がるようなヒントがいくつもあった。動物の背後で水族館を支える人たちの思いも伝わった。
  2. 「とよしげの部屋」はドローンなど流行の話が聞けて大変面白かった。映像がもっと入ればさらに面白くなったかもしれない。Uターン組で、鹿児島の良さを再認識したと話されたが、どんなところを再認識したのかもう少し聞きたかった。
  3. 気楽に見ることが出来る楽しい番組だ。しかし、「かごしま人物大辞典」のコーナーが少し長すぎるように感じた。コーナーごとの時間配分にもう少し工夫が必要と思う。県内のニュースや天気予報がしっかり入っていて見応えがある。
  4. 県内で活躍されている方を紹介する「とよしげの部屋」は、非常に素晴らしいコーナーだと思う。中継のコーナーで少しカメラがブレているのが気になり、見づらい印象があった。カメラワークをもっと安定させて撮るべきだ。
  5. 「とよしげの部屋」のスタジオセットだが、非常に長い二等辺三角形で、出演者があまり近すぎるような感じがある。2人だけの会話にならないよう、視聴者を会話の仲間に入れるという思考では正三角形の方が良いのではないかと思えた。文字情報がなく、会話も早いのでもう少しゆっくりと話してほしい。
  6. ゴールデンウィークらしさみたいなものがもう少し番組内で強調されてもよかったのではないか。ゴールデンウィーク中にやる番組ということを踏まえて、何か色々な工夫をされても良かったのではないかと思った。
以上のような感想や意見、要望が出されました。
鹿児島放送はこれらの声を真剣に受け止め、今後の番組制作や放送活動に生かしていきます。
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