鹿児島放送番組審議会

第358回 2018年4月26日

鹿児島放送の番組審議会は、志學館大学教授で鹿児島県立図書館長の原口泉さんを委員長に県内の有識者8人で構成され、放送番組の向上と適正化をめざして意見を交わしています。今回は、自社制作番組「ぷらナビ+」について審議しました。主な討議内容は次の通りです。

『ぷらナビ+』

  1. お店の紹介で、料理が大変おいしそうに見え、カメラワークが良かった。レポーターも熱が入っていて、実際に行ってみたいと思わせる力が非常にあった。全体的に視聴者にとって、お得感があるいい番組内容だった。今後も穴場的なお店を含めて紹介してほしい。
  2. 日ごろは車からしか見られず、見過ごすところを、違った角度から改めて見せてもらった。人情のある庶民的な生活感が出ていて見応えがあった。ただ、食べている場面が2回出てきたりして、1回で良かったのではないかと感じた。
  3. 土曜日の朝、気楽に見ることができる楽しい番組だった。しかし、全体的な印象としては、どの店の紹介も少し長居しすぎて、若干だらだらした印象を受けた。番組がだらだらしすぎると、見る気を失しなわせてしまうのではないかと感じた。街を移動する際、カメラがずっとレポーターの後ろをついて行き、後ろ姿のシーンが長すぎた感じがした。レポーターの前からのシーンを取るべきではなかったかと思った。
  4. 全体的に非常に面白かった。ただ、ニューオープンのお店は、あまり印象に残らなかった。店で県産品や県の特徴的なものがあまり出てこなかったので、それで印象に残っていないのではないかという気がする。レポーターの2人が冒頭、人見知りと話していたが、番組の最後まで見ても、2人が仲良くなれたのか分からなかった。
  5. お店が並んでいる通りのシーンをもっと長めにして、周辺の雰囲気をもっと伝えてもらいたかった。アニメーションの地図で、レポーター2人が移動するところにはナレーションがあった方が良かったのではないか。そこだけすごく静かな感じがした。
  6. 「ぷらナビ+」の前番組「MOGUMOGUふぁーむ」からの流れが良く、違和感なく視聴できた。しかし、番組の中でもっと「へぇーっ」と言うような話題を付け加えるとさらにいいのではないかと感じた。
以上のような感想や意見、要望が出されました。
鹿児島放送はこれらの声を真剣に受け止め、今後の番組制作や放送活動に生かしていきます。
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