鹿児島放送番組審議会

第348回 2017年4月26日

KKB鹿児島放送の番組審議会は、志學館大学教授で鹿児島県立図書館長の原口泉さんを委員長に県内の有識者8人で構成され、放送番組の向上をめざして意見を交わしています。今回は、新番組で生放送の大型ニュース情報番組、4月22日(土)の「サタデーステーション」と、翌23日(日)の「サンデーステーション」について審議しました。主な討議内容は次の通りです。

『サタデーステーション』、『サンデーステーション』

  1. 「サタデーステーション」のフードバンク特集はすごく興味を持ち、面白かった。これを土曜日の夜9時台に放送することで、例えば家族で見ている人がいると、私達はどうするべきかを家族で話し合い、意見交換が発生するような、一つの契機になるのかなと思った。
  2. フードバンクは、アメリカ暮らしが長いディーン・フジオカさんならではの視点がよく出ていて、分かりやすく、親しみやすさもあり、いい企画だった。ただ、フジオカさんをインフルエンサーとして紹介したのには少し違和感を持った。位置づけが明確でなく、毎回出演するレギュラーなのだろうか。
  3. フジオカさんは人気のある方だが、報道番組の中に入ってくると、どうも全体がぼやけてしまう。好きな人はいいが、ニュースに関しては、まず事実を基本的に教えてもらいたい。ニュースの捉え方を押しつけてもらいたくないが、その事実の後ろにある背景を丁寧に解説してもらいたい。
  4. 月曜日から日曜日まで1週間通しの報道番組があったらいいなと、昔からずっと思っていたので、今回の改編はたいへんうれしかった。1週間を振り返る番組なので、視聴者としてはテンポの早い番組を見たい。まだ、初回だけに、今後が楽しみ。番組がさらに充実したものになるように期待したい。
  5. 休日の番組だけに、平日の報道ステーションとは違うだろうと期待したが、二つの番組とも、新しい番組の趣旨は何なのか、想定される視聴者はだれなのか、いま一つよく分からなかった。期待していただけに、キャスターの冒頭のあいさつに何か肩すかしを食らったような気がした。
以上のような感想や意見、要望が出されました。
KKB鹿児島放送はこれらの声を真剣に受け止め、今後の番組制作や放送活動に生かしていきます。
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