鹿児島放送の番組審議会は、志學館大学教授で鹿児島県立図書館長の原口泉さんを委員長に
県内の有識者8人で構成され、放送番組の向上をめざして意見を交わしています。
今回は、10月8日(土)に放送しました「第3回KKB夢応援フェスタ〜夢いっぱい大感謝祭〜」について審議しました。
主な討議内容は次の通りです。
『第3回KKB夢応援フェスタ〜夢いっぱい大感謝祭〜』
- イベントとして、とても面白かった。一つ一つのコンテンツも楽しかったし、全体として整っており、一つの番組としてきれいにコーディネートされているなという印象を受けた。司会のよし俣とよしげさんはすごく聞き心地がよく、例えば方言の説明など分かりやすくて面白かった。
- 番組スタートのドタバタ感が非常に気になった。タレントさんの人数が多いこともあって、時間配分に苦労されたと思う。番組で舞台からブースの紹介になった時、レポーターとのやり取り、舞台との掛け合いが上手くいかず、現場での取材を邪魔していた。お店の紹介も住所が出てこないケースがあり、残念だった。
- 全体の印象は、もうちょっとコンパクトに、ダイジェスト版的な番組作りにした方がいいのでは。明日もやっているから、明日は会場に行ってみようかなという作りにした方が良かったと思う。
- 「夢応援フェスタ」という催し自体が、番組とか放送局を非常に親しめる、身近に感じられるイベントに育ち、定着してきたなと思う。
- 「MOGUMOGUふぁーむ」のコーナーは、ステージにシェフが登場し、実際にパエリアを作ってもらい、会場でふるまうなどとても良かった。番組を見ていて、2時間はやっぱり長いなと感じた。来年は今回の成果を踏まえて、さらに企画を工夫されることを期待したい。
- 出演したアニマル浜口親子にしても、FUJIWARAにしても、元々どんな人なのかということが分からない人も多いと思う。プロフィールの紹介が必要だったのではないか。
- 一番ほっとしたのは、原口泉先生とこまもんがお菓子探歩をしたところ。げたんは、かからん団子、ふくれ菓子などが西郷隆盛ゆかりの味であったり、篤姫の好物だったりと、ミニ知識としてよく分かったコーナーで、見てよかった。生放送の醍醐味である、アニマル浜口さんの元道場生が、番組がきっかけで会場に駆けつけたという話は臨場感があり、番組のメインにすべきだったのではないか。